アトリエを併設したアクセサリーショップ。販売とともに、彫金教室やアクセサリーに関するワークショップなども行うため、一般的な物販店というよりも、作る、生み出す場であるということを主張したいと考えた。
既存のテナントを訪れた際、内部でありながら荒々しい外部のような仕上げが印象に残った。売り場部分は既存のままの状態を維持し、アトリエ側を小さな建物のような表現にすることで、アトリエがシンボルとなるように計画した。既存の荒々しい素材で構成された部分を外部（売り場スペース）として扱い、アトリエを内部と見立てる。建物の中で製作するさまをのぞき見ることができ、一品生産の魅力をさりげなく感じられるような、距離感を設計した。
