Format: video installation
Time: 57:10
Material: single channel video, sound, pencil on paper, digital print
Dimension: variable dimension
Year: 2015
participants: Hannah King (illustrator), Kristen Cosby (writer)
filming equipment support: Sofie Blais
special thanks: canserrat
This project is the reconstruction of the situation in which Albrecht Dürer made the drawing of the rhinoceros in a slightly different way.
例えば人づてにきいた話からある状況を想像する。直接自分が体験していないものを想像したとき、その想像と実際の状況には必ず誤差がある。 アルブレヒト・デューラーは、作者不明のインドサイの小さなドローイングとそのインドサイを実 際に見た人の記述を頼りに自分は見たことがないサイのドローイングをした。そのサイはかなり 本物のインドサイに近いものの、様々な本物にない特徴を備えている。そしてそのドローイングを 基にして制作した版画が広まり、18世紀後半まで人々はデューラーの描いたサイを本物のサイと 認識していたらしい。 私はライターの方にデューラーの描いたサイを言葉で記述するようにお願いし、イラストレーター の方にその記述と本物のインドサイの写真を元にデューラーのサイを想像して描くようにお願い した。このプロジェクトはデューラーが想像でサイを描いた状況を少し違った形で再構成し、想像 の不可能性について考えるきっかけとした。
