これは「未来型 CD ジャケットの提案」というプロジェクトで制作したものである。デー タ配信が主流の世の中で CD ジャケットがどうあるべきかを考えた。コンセプトは CD ジャ ケットの劣化を記録することである。言い換えると、保有者とともに歳をとる CD ジャケッ トである。傷や色あせはジャケットに刻まれた記憶である。記憶の蓄積をさせるために、 あえて時間経過とともに変化する素材や傷つきやすい素材を使用する。様々な素材が劣化していく様子を捉えたフィルムのネガをヴィジュアルイメージと して制作した。
