国土の7割を森林が占める日本列島は、古来より自然と調和した生活を営んできました。特に木材は私たちの生活の中のあらゆる場面で使われています。

ところが今日、安価な外国産材料の普及によって、日本の木材を使う場面が減ってきています。日本の木材を使わないということは、森林を育てる「林業」をないがしろにしてしまい、「土壌の弱体化」、「花粉症の拡大」の他、「クマが人里に下りてくる」など、様々な社会問題に繋がってしまうのです。それらを阻止するには、日本の木材を供給する新しいものづくりの仕組みをつくり、林業を再び活性化させることが必要で、私たち自身もまた、森や木のことをもっと知る必要があるのではないでしょうか。

一つ一つの木には、それぞれ面白いエピソードがあったりします。このWOOD CARDは、単語帳を模したポケット木材サンプルで、木にまつわる様々なストーリーや雑学、さらに「花言葉」ならぬ「木言葉」が記されています。身の回りにどんな木材が使われているのかを知ることができたり、木製品を買うときの参考にしてみたりすることができます。

このカードを通して木の魅力をもっとたくさんの人に知ってもらえば、木に囲まれた私たちの生活は、より楽しく、豊かになるはずです。