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みちくさ研究所 / Michikusa Laboratory

みちくさ学
「みちくさ」とは、目的地に着くまでに全く関係のないことに関わってしまうことを言います。子どもの頃、みちくさをしてよく親や先生に叱られたものですが、みちくさを通して様々な発見をしたり、出会ったり、遊んだり…。そんな経験が人間にとって重要だと思うのです。つまり、みちくさとは自発的に物事を探求しようとする根源的な行動であり、知的好奇心そのものなのです。自動車中心の、子どもたちが遊ぶことができない殺伐とした街ばかりがつくられていますが、こどもが安心してみちくさできる環境をつくることこそ、理想的なまちづくりなのではないでしょうか。このような考え方のことを、私たちは“みちくさ学”と呼んでいます。私たちみちくさ研究所は、“みちくさ学”について日々研究、実験を行い、みちくさ学に基づいた様々なモノやコトの企画・提案を行っています。大人も子どもも、みちくさをしている時のようなワクワクやドキドキを楽しめるような、それでいて社会のあり方を見つめ直すような、人間としての生き方の本質を見出すような、まあ、ようするに、仕事から逃れて遊びたいだけなような…。
 
モバイルみちくさ研究所
「みちくさ研究所」は、特定の所在地を持っていません。なぜなら私たち研究員はたいていみちくさを食い続けているからです。私たちが開発したこの移動式みちくさユニット「モバイルみちくさ研究所」でゲリラ的に研究を行っています。このモバイルみちくさ研究所は、特定の人が使用することによって、その用途に合った形態にそれなりに対応するように設計されています。例えば、鍼灸マッサージ師がこれを使用すれば、歩き疲れた人にお灸を据えてあげられる「モバイル診療所」に、本屋が使えば、移動しながら古本を売り買いできる「モバイル古本屋」に、バリスタが使えば、外で気持よくお茶することができる「モバイル喫茶」など、様々な業種が使用することも想定されています。なんだかみちくさしたくなる好奇心を刺激し、みちくさによって人と街を繋ぐきっかけを生み出すことが、このモバイルみちくさ研究所の役割です。
みちくさ研究所 / Michikusa Laboratory
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