Takuya Ogawa's profile

Psychic Reality / Music Video

自主制作ミュージックビデオ「Psychic Reality」。
楽曲はMwk氏(feat.Hatsune Miku)による「Psychic Reality (2023 Remaster)」。
初音ミクが外部モジュールによる改変によって超能力に覚醒し、脳の処理が追いつかないくらいの情報のインストールや、超能力によって外界にすら影響を及ぼしてしまう様子を、ハイスピードなビジュアル切り替えや肉眼では不可視な脳波・波動らをモチーフにして表現した。
情報量の多さやフラッシュ演出を全面に出しつつも、ビジュアルのマッチカットやサウンドのメリハリや微妙なクセを汲み取った、視覚的気持ちよさを意識したオーディオリアクティブな映像を目指した。

FRENZ 2023出展作品

Music & Lyrics: Mwk
Movie Director, Composite: GA
Title Designer: lowpolydog
TITLE DESIGN
MAKING OF
本作品では、超能力によって変形するオブジェクトや不可視のエネルギー・波形をモチーフとして、オシロスコープによる流線型がメインのビジュアル表現にも挑戦した。

オシロスコープ生成にはOsciStudioを使用し、スクリーンキャプチャを行い素材を複数作成した。
OsciStudioではBlenderのモデルをインポート・同期が可能なので、プリミティブなモデルだけでなく、脳のモデルもインポートしつつ素材を作成した。
⚠️音量注意⚠️
ハイスピードなビジュアル切り替えの検証として、オシロスコープ素材のみを並べてサビの検証を行った。
当時は全体にCC Vector Blurをかけて細部に質感を出す検証も行っていたが、オシロスコープ特有のディテールが損なわれてしまう&輝度のメリハリが薄れてしまう関係で、最終的には不採用となった。
⚠️音量注意⚠️​​​​​​​
初音ミクは配布モデル( Nb+1様 https://piapro.jp/t/VUzj)を使用。
キャラクターのアニメーションにはMixamoのポーズをいくつか使用し、キャラクターメインの動きはBlender、エフェクトメインの動きはCinema4Dと、それぞれのソフトの特徴に合わせて使い分けて素材作成を行った。
上で作成した複数の素材と、エフェクト、フィルタをAEで並べていく。
作業時の混乱を防ぐため、それぞれレイヤーの種類ごとに色分けを行う。その際にエフェクトやフィルタはプリコンポーズ(コラップスモード)したものを数パターン作成することで、流用をしやすくしておく。
並べたコンポジションはプリコンポーズを行い、プレビュー軽量化のため予めプリレンダリングしておく。更に気になった箇所はカットをつなぎ直す。
これらを数回繰り返すことで、理想としている気持ちのいい前後のマッチカットやトランジションを狙っていく。
Psychic Reality / Music Video
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